2013年5月11日土曜日

ワイシャツのクリーニング

お世話になります。


クリーニング店で最もお預かりする点数が多いのがワイシャツです。ワイシャツの処理方法について説明させていただきます。専門用語も少々交えますがご了承下さい。

お客様サイドで考えると、最も気になるのが襟、カフスの汚れではないでしょうか。

先のブログでも述べた通り、襟カフス、その他の汚れを前処理によって先に落としてから洗浄する事が重要になります。特に襟の汚れは、ただ洗っただけではまずキレイにはなりません。





上の写真はお預かりしたばかりの処理前の写真ですが、襟が黒ずんでいます。これをあらかじめ落としてからクリーニングをします。




少々わかりづらくて申し訳ありませんが、襟の汚れの所に付着している白い粉末は、酸素系漂白剤で、過炭酸ナトリウムというものです。これは、作用が穏やかな漂白剤で、色柄物にも比較的安心して使用できます。ただし、色落ちする危険性があるものもあるので、これは経験により判断します。ちなみに、スーパーで売られている粉末のワイドハイターに含まれているものと同じ成分です。ただ、ワイドハイターの場合、過炭酸ナトリウムに洗剤が混ぜられていて、この洗剤が邪魔なので、クリーニング店では過炭酸ナトリウムそのものを使用します。

粉末を汚れに付着させ、水で濡らしてから蒸気のスチーム(写真の左上)を近付けると、熱に反応してブクブク泡立ってきます。これにより、部分的な漂白作用で汚れを落とします。ピンボケしていますが、下の写真が前処理後です。あらかじめこの状態にしてからクリーニングします。



アイロン仕上げは、素材により綿100%のものは「焼ゴテ」といわれる熱アイロンで仕上げます。アイロン温度は180℃が標準ですが、最近の素材は従来のやり方だと何らかのトラブルが起きかねないものがあるので、150~160℃の低温で仕上げるようにしています。

ポリエステル混紡のものは熱に弱いので、蒸気アイロンで仕上げます。もちろん、全て手仕上げです。

最後に、ワイシャツの料金ですが、店内持込の場合、¥200、配達は¥220でお預かりしています。お値段は一番気になるところですが、この処理内容では決して高くないと思います。

今後、各品物の処理だけでなく、クリーニングの道具や機械等についてもブログで解説していきたいと思います。

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