2013年5月19日日曜日

ドライクリーニングと水洗い2


水洗いについて解説致します。

ご家庭でも毎日されている事と思いますが、前回のブログで解説した通り、水には表面張力があり、この力を利用して洗浄します。

水の分子は、丸い球体をしています。洗濯機で回転させることにより球状の分子が被洗物の全面積を押したり揉んだりする作用が生じます。これが表面張力です。

ご家庭用においても、最近の洗濯機はドラム形状のものが一般的になってきています。これはプロが使っているものと同じ仕様です。ドラム型は、内部に三本の仕切り板のようなものが入っていて、この仕切りに被洗物が引っかかり、回転によって天井に向かって持ち上げられ、天井から水面に向かって落下します。これにより水面に叩きつける作用が生じ、これが汚れを落とすのに大きく貢献しています。


       水位は全体の約1/3が理想

ドライクリーニングと違って、水洗いは洗浄して脱水した後は、被洗物がグシャグシャになっているはずです。場合によっては色落ちなども生じます。表面張力は衣類にかなり強烈な刺激を与えます。そこで型崩れを極力抑えるために、柔軟材を使用します。

柔軟材の分子は、鋭い針のような形状をしています。この針が水の球状の分子に突き刺さり、表面張力を殺す事ができます(ただし洗う媒体が水である限り、一定の限界はあると思います)。

最初から柔軟材を入れてしまうと、表面張力が死んで洗浄効果が激減してしまうので、ご家庭で柔軟材を使用する場合、必ずすすぎの時に使用して下さい。

素材によって、水温も重要な要素になってきます。基本的に白物は50℃、色物は30~40℃、デリケートなものはぬるま湯で、かき回さず手洗いをします。

ここまで水洗いについて述べましたが、私個人の考えでは、表面張力に頼らず、あらかじめシミ抜き処理をしてからすすぎの意味で通常の洗いを施すのが一番の理想と考えています。前処理によりシミを落としてから洗う事でより良い仕上がりとなり、それがプロの仕事だと考えているからです。


偉そうな事を言いましたが、次回は残念ながらトラブルの報告をしなければなりません。。。






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